「男の人と付き合うと、何でもやってあげたくなっちゃうの」という女性、いますよね?
日本では特に「内助の功」という言葉もあるくらいですから、健気で素晴らしい女性の姿として捉えられることも少なくありませんが、一方、尽くされている男性のほうはどうでしょうか?
気が付けばテレビのリモコンひとつでも、彼女に取らせるようになってしまうというケースはありませんか?
中には、尽くされることに感謝して、自分も何かできることをしなければと考える男性もいますが、多くの男性は「やってくれるなら楽でいいや」とあぐらをかいてしまいます。
最初は自分のことは自分で行っていた男性も、人にやってもらうことが当たり前になり、家事や身の回りの世話、果ては金銭面に関することまで、相手にどっぷりと依存してしまうようになる・・・そんなダメダメな男性の言動は、その本人だけに責任があるものなんでしょうか?
男性が変わってしまったのは、尽くす女性のほうにも原因があるのではないでしょうか?
彼ありきの生活になってしまう

尽くすタイプの女性は、好きな男性ができると、料理や掃除、洗濯など、ありとあらゆる世話をしたがります。
その男性にとって自分が特別な存在でありたいと思うあまり、他のことは差し置いて、まずは彼のこと、彼の都合、彼の意思を尊重してしまい、自分のことや、友達のこと、家族のことは二の次になってしまいます。
二の次どころか、まったく目に入らなくなってしまう人もいます。そんな、自分のために動き回ってくれる女性を、とことん利用しようとするズルい男性もいます。
部屋が散らかってきた頃や、食費が乏しくなってきたとき、または、性欲が高まったときなどに、その女性を呼び出し、欲求を満たし、適当に褒め言葉を与えて帰す・・。そのような男性の場合「本命」の女性が他に居ることも珍しくありません。
でも、そんな男性の身勝手さに気付かない女性もいるのです。
なぜなら、その男性から「やっぱりお前がいないとダメだわ」なんて声を掛けられようものなら、「彼に大切にされている」「私がそばにいなくちゃ」と思い込んでしまうからです。
自分の存在価値を認めてくれる彼の言葉は、気分を高揚させてくれます。例え彼が浮気をしたとしても、彼が一番大切に思っているのは自分なのだから、最後には戻って来ると信じ込んでしまいます。
その「浮気」が実は「本命」である可能性だって否定できませんよね。
恋愛至上主義から脱してみる

尽くし過ぎる女性は、男性からすると「都合のいい女」か「重すぎる女」になってしまうことがあります。
また、男性は、女性を“狩りたい”という欲求を持っています。いつも同じ返事、想像通りの行動をする女性には、面白味を感じなくなるといいます。
自分の思い通りにいかない女性、予想外のことをする女性は、逆に男性の興味を引き付けることがあります。自分の言うことは何でも聞く女性は、男性からすると「狩り終えた獲物」であり、もう追い求める必要はなくなってしまうのです。
付き合ってからも男性から興味を持たれるためには、多少の「謎」も必要です。
こんなことをしたら、彼女はどうするだろう?こう言ったらどう返すだろう?といったドキドキ感がなくなってしまっては、二人の関係を開拓していく楽しさが半減してしまうものなのかもしれません。
適度に謎で、適度にわがままな女性に!

謎めいた女性に男性が興味を持つと言っても、いつも何を考えているのか全くわからず、我が道をまっしぐらでマイペースすぎる女性は、ちょっと行き過ぎているかもしれません。
何事も適度であることが大切です。たまに、彼のために食事を作り、ワガママを聞く代わりに、自分も時々ワガママを言ってみたり、何かをプレゼントしてもらったりなど、ギブ&テイクのバランスが大事なのではないでしょうか?
そして、すべてをさらけ出すのではなく、彼には見せない“友達と一緒にいる自分”や“習い事をしている自分”など、別の顔があることも、彼にとっては魅力的に映るものかもしれません。
恋愛ありきの日常を変えて、他の事にも目を向けてみてはいかがでしょうか?女性としての優しさ、素直さ、かわいらしさは持ちつつ、芯の部分に強い軸のある、魅力的な女性を目指しましょう。