いつもびくびくしていて、何かにおびえているような雰囲気の人、あなたの周りにもいませんか?
少しの物音でびっくりしたり、些細なミスで落ち込んだり、言わゆる「気が小さい人」。こっちまでハラハラして心配になってしまいますよね。
気が小さい人は、自分でも気が小さいことを悩んでいることがあります。びくびくすることをやめたい、堂々としていたいと悩んでいるのです。
しかし、気が小さいことのメリットもあります。悪いことばかりではないのです。今回は気の小さい人の特徴と、気が小さいことでのメリットをお伝えします。
目次
気の弱い人には2通りある?
見た目や仕草ですぐに気が弱いとわかる男性もいれば、椅子に踏ん反り返って威張り散らしているけれど、実は内面が非常に脆くメンタルが弱い男性もいます。
前者のような、草食系の男性を守ってあげたいという女性も稀にいますが、後者のような虚勢ばかり張って、実はいざと言う時にまったく頼りにならない男性を選ぶ女性はあまりいないかもしれません。
付き合っていくうちに徐々に弱い面が見えてきて、こんな人だったのかと落胆する前に、その男性の何気ない言動に注目して、性格を確かめておきましょう!
気が弱い人の特徴① : いつもびくびくしている

気が小さい人は、少しの物音に驚き、いつもびくびくしています。
普通の人なら気にしないような物音を感じ、何の音なのか気になってしまいます。
しかしこれは周囲に対して敏感で、危機管理能力に優れているともいえます。少しの異変も素早く察知し、対処しようと考えることができる素晴らしい能力とも言い換えられるかもしれません。
「何かが起きたらどうしよう」といつも考えていることで、その何かが起きたときの次の対応を素早く取ることができるので、適応能力があると言えます。
当事者であれば「自分はいつもびくびくしている」とは考えず、「何が起きてもいいように備えている」というように考えましょう。
ただその分いつも何かを気にしている状態なので、ストレス耐性が非常に弱く、心の病気になりやすいのがこのタイプの方です。
家庭環境が悪かったり、過去にトラウマがあったりすると、こういった症状に陥りやすいとされています。
気が弱い人の特徴② : 自己評価が低い

気の小さい人は、自己評価を低く持ってしまう傾向があります。
自己評価が低いと、自分が周りからどう見られているかが気になってしょうがなかったり、自分の悪口を言われているんじゃないかと心配になったりします。
また、自分の発言で誰かに嫌われてしまったんじゃないかと、いつも他人の様子をうかがいびくびくしてしまうのです。しかしこれは、周りの様子をうかがい、協調性を大事にしようという気持ちの表れでもあります。
気の小さい人は、自分の発言で誰かがいやな思いをしたり、自分の発言でなくても誰かが言い合いをしたりするということに敏感です。そして、そのようなことが起こったら雰囲気を修正しようと努めます。
周りのことを気にしすぎてしまう人は、それをネガティブな方向に考えず、自分にはそれだけ協調性があるんだという自信と自己評価を高く持ちましょう。
このタイプの男性は気が小さいと同時に、心がとても優しいという特徴があります。
気が弱い人の特徴③ : 声が小さい

気が小さい人は、人前で自分の意見を伝えることや、会話をすることが苦手です。
グループで会話をしているとき、誰かが言った言葉が聞き取れないと、聞き返したり、聞き取ろうとしてその相手の方に注目することはありませんか?
気の小さい人は、自分の発言で誰かの話の腰を折ってしまうのではないかと心配になったり、発言をして注目をあびることが恥ずかしいという気持ちから、声が小さくなってしまいます。
声が小さい人は、他人の話を邪魔しないように気を配り、話の流れを考えてあげられるという良いところがあります。人の話を静かに聞いてあげられる人は、包容力があって相手を受け入ることができる、懐の広い人と言えるでしょう。
前者と同様に心が優しいタイプです。
気が弱い人の特徴④ : 相手と目を合わせることができない

気の小さい人は、恥ずかしがり屋な人が多いので、相手と目を合わせることが苦手です。
目を合わせて話すことは自信の表れです。
先にお伝えした通り、気の小さい人は自己評価が低く自分に自信がない傾向があるので、目を合わせて話をすることが苦手です。
また、目を見て話をされることを威圧的に感じる人もいます。
自分に後ろめたいことがなくても、相手に嫌われているんじゃないかと気にしがちな気の小さい人は、目を合わせることを無意識に避けることがあります。
確かに目をじっと見られると、見透かされているような気がすることがありますよね。
気が小さくて目を合わせることができない人は、威圧的な雰囲気を与えて相手に怖い思いをさせないように気を遣ってあげられる優しい人なのです。
気が弱い人の特徴⑤ : 自分から異性にアプローチできない
「昔はこんな女と遊んでいた」と過去にモテたエピソードを自慢する割に、現在の意中の相手には、自分から全くアプローチできないのが、虚勢を張りながらも気の弱い男性に多い特徴です。
好きな女性に対して「あの男性についてはどう思いますか」などと、関係ない人を挙げて、その女性の好きなタイプを探るというような事はしますが、直接「僕の事はどう思いますか」という質問は、怖くてできません。
何とかその女性から自分にアプローチを掛けてもらおうと「出会いはタイミングですよね」とか「寂しいって思うことはありますか?」など遠回しな言い方ばかりするので、場合によっては気味悪がられてしまいます。
こういう男性は、過去の女性との経験にしがみついてはいるものの、実際に付き合った人数はごく僅かである事が多いのです。
気が弱い人の特徴⑥ : 縄張りから出たがらない
気の弱い男性は遠出があまり好きではありません。信頼できる仲間に囲まれて遊びに出かける程度なら大丈夫ですが、自分一人で出張ともなると、気分が沈み、憂鬱になってしまいます。
いつも自分の意見に頷いてくれて、場合によってはフォローしてくれるような「仲間」がいない場所で、何を言われるか何をされるかわからないというのは、その男性にとっては恐怖でしかないのです。
弱い自分を隠そうとする男性は、本当の理由は口が裂けても言いませんが、出張先がどこであろうと毎回嫌がる様子が見られたら、ちょっと怪しいかもしれません。
気が弱い人の特徴⑦ : 自分より気の小さい人には強気の姿勢

気が小さい人は、自分よりも気が小さい人の前では「自分がなんとかしてあげないと!」という責任感が現れます。
そのような気持ちから、普段は言えない強気な発言をすることができたり、相談を持ちかけられるとハッキリと自分の意見を言うこともできます。
自分よりも弱い立場の人を守ってあげたいと思う、面倒見のいい面もあるということですね。
または「この人は自分より気が小さいな」と判断した瞬間、自分の優越感を感じ、傲慢な態度を取ってしまう人もいます。
気が弱い人の特徴⑧ : 人の悪口、愚痴が多い
気が弱い人の中でも、悪い部分が出てしまっているケースがこちらです。
本来心が強い人というのは、少しくらい人から攻撃を受けても、さらりとかわせるか、自分の中でうまく処理をして根に持たないものです。
しかし、気が小さく虚勢をはるようなタイプの男性(キャパが小さい人)にとっては、ほんの些細な事で人から指摘されたとしても、大きなダメージを被る事になってしまいます。
傍から見れば、それほどまでに気にしなくても、と思うような事でも、自分一人で受け止める事ができず、関係ない他の人を巻き込んで「こんな事を言われた。自分は悪くないのに」と愚痴を並べる傾向があります。
そこで話し相手が「あなたは悪くない」と言ってくれれば安心し、逆に「それはあなたが悪い」と言われれば、更にダメージを受け、また他の人に愚痴る事になるでしょう。
ただ、こういう男性は、最初から相手を選んで話すので、自分を批判する可能性のある相手に愚痴る事はないでしょう。
「友達」とは名ばかりの「子分」を引き連れてはいるような人に多いのがこのタイプです。
気が小さい・メンタルが弱い人の特徴まとめ
女性の洞察力は侮れないもので、強がっていても実は気の弱い男性の本性は、付き合って割とすぐに気が付く事が多いものです。
ですが、このタイプは、一旦交際してしまうと別れる時に一悶着起こる可能性が高いので、できれば付き合う前に気が付いて、避けて通ることをお勧めします。
このような男性は、口先ではどんなに立派な事を言っていても、いざと言う時に一番に守るのは自分自身で、交際相手の事は目に入らなくなってしまいます。
何かあった時に自分の事より人の事を真っ先に考えられるような、本当の意味で「強い」男性と出会えたら、女性にとって幸せな日々が待っていることでしょう。
気が小さいというと、一見ネガティブなイメージを持ってしまいがちですが、今回ご紹介したようなポジティブなメリットもあるのです。
もし気が小さいことで悩んでいる人がいたら、気が小さいことをコンプレックスに感じるのではなく、ポジティブに受け取って、自分の長所に変えられるように意識を変えてみましょう。