「砂糖は子供をキレやすくする」ということを、聞いたことはありませんか?
実はこれ、ホントの話なんです。
しかも、子供だけではなく大人にも同様に、精神に悪影響を与えます。
砂糖だけではなく、糖質(炭水化物)が含まれているものには注意が必要です。
「ストレスが溜まったら甘い物を大量に食べる」というのは、実はとても危険な行為なんです。
今回は、心穏やかに【安定した精神状態を保つために必要な食生活の送り方】についてお話しします!
糖を摂取すると精神不安定になるワケ
糖を摂取すると、急激に血糖値を上げることになります。
そのため、血糖値を下げようと膵臓からインスリンが放出されます。
すると今度は急激に血糖値が下がってしまい、エネルギー不足となるため、正常値に戻そうとしてアドレナリンが大量に放出され、興奮状態となります。
こういった一連の作用が不眠や精神不安定を引き起こすのです。
また、インスリンを頻繁に放出させることで膵臓が疲弊してしまい、糖尿病や膵臓がんといった病気を引き起こす原因になることもあります。
ストレスが溜まったら甘い物・・それは砂糖依存症かも?
砂糖には依存性があると言われています。
仕事や人間関係でイライラすることがあると、自然と甘い物に手が伸びてしまうことはありませんか?
砂糖は、いわば一時的に精神を落ち着かせる麻薬のようなもので、効果が切れたときには反動がやってきて、イライラしたり、精神状態が悪化したりすることがあります。
悪化を防ごうと、再び甘い物に手を出すという、悪循環に陥りやすいのです。
甘い物に頼らない生活を!
身体や精神に良くないからと言って、いきなり糖質を経ってしまうと、リバウンドを起こしかねません。
まずは、甘い物を毎日食べているのではあれば、週に二日、何曜日と何曜日は解禁デーと決めて食べるなど、制限してみましょう。
それがクリアできたら次は完全に甘い物断ちをします。
手作りであれば、白砂糖は使わず、GI値(グリセミック指数=体内で消化されて糖になる速さを表したもの)が低めのアガベシロップを使うことをお勧めします。
炭水化物は、食物繊維と一緒であれば、糖の吸収が穏やかになるため、精製されていない玄米の状態で食べるか、雑穀米を食べるようにしましょう。
パンであれば、全粒粉のものをお勧めします。
食べる順番は、とても大切
「食べる順番ダイエット」が一時期話題になりましたが、この食べ方はとても重要なんです。
おなかがすいているときに食事を出されたら、すぐにご飯にがっついてしまう方も多いと思いますが、こういった食べ方は血糖値を急激に上げてしまいます。
まずはGI値の少ない野菜、タンパク質、最後に炭水化物という順番にするだけで、血糖値の急上昇を抑えることができます。
もし甘い物を食べるなら、間食に食べるのではなくて、おなかがいっぱいになった食後に、少量だけ食べるようにしましょう。
間食をしたくなったら・・
食事まで時間があるけれど、どうしても何か口に入れたいと思ったら、チーズやナッツなどがお勧めです。
飲み物は、カフェインと糖分を含む缶コーヒーや紅茶ではなく、豆乳やノンカフェインのお茶を飲むようにしましょう。
まずは、三か月続けてみて下さい
最初は、甘い物が食べたくてイライラするかもしれません。
スイーツが大好きな女性にとっては特に辛い試練かもしれませんが、まずは三か月耐えてみて下さい。
イライラや、ちょっとしたことで落ち込むことがなくなってきた・・ということに気付くかもしれません。
人間の身体は、食べたもので出来ています。すべてを体の機能に任せて、食べたいものだけ詰め込んでしまうと身体からのSOSを受け取ることになりかねません。
また、常に身体は心とリンクしているということも、お忘れなく。
たった一つしかない、自分の大切な身体と心を、十分に労わってあげて下さいね。