自撮りしたことありますか?
昨今のSNSの流行や、「自撮り棒」とよばれるアイテムの登場で自撮りをする人がとても増えていますね。
スマートフォンの普及もあって、とても手軽に写真や動画が撮れるので「自撮り」の経験がある方はとても多いのではないかと思います。
「自撮り」とはもちろん自分で自分を撮影するだけのことなのですが、友達とで楽しむだけでなくSNSに投稿することも多いですよね。
その自撮りした画像をSNS投稿する行動について、色んな考え方が広がっています。
自撮りは実は精神病?
自撮りをしている人、それをSNSに投稿している人には色んな理由があると思います。
「ダイエット記録として自分の体を撮る・残す」「ファッションのコーディネートをチェックするために撮る・残す」などなど個人的な理由で投稿しているケースも多いでしょう。
ですが「いつも同じアングルやポーズで1日に数回自撮り写真を投稿する」人は心に何か抱えている可能性がとても高いと考えられます。
身体醜形障害(BDD)とは?
精神科医のデヴィッド・ヴィールと言う方の見解によると「身体醜形障害と診断された患者の3人に2人は1日に何度も自撮りをしてSNSに投稿する傾向がある」とのことです。
この聞き慣れない「身体醜形障害」とは一体どんな症状が出るのでしょうか?
鬱や強迫性障害などに近いと考えられていて、自分の体や顔に強いコンプレックスを感じていたり極端に自身がなく「自分の体が人にどう見られているかが気になる」ことが多く見られます。
整形手術を何度も繰り返したりすることも多いと考えられます。
とにかく自分の容姿に自信がないので、何度も自撮りして投稿して誰かに「いいね」と言ってもらいたい、という欲求があります。
「投稿した自撮りを褒めて欲しい」という感情はほとんどの人が感じることだとは思いますが、それがかなり強いのです。
なんと過去には自分の自撮りに満足できずに自殺した、なんて極端なケースもあるそうです。日本ではないのですが、そのように追い込まれてしまう人もいるようです。
以前の記事で「身体醜形障害」について詳しく書いているので、気になる方は参考にしてみてください。
あなたは自撮りをどう思う?
1日に幾度も自撮りする人はもしかしたら精神的疾患の可能性がある、という考えがありますがもちろん100%ではありません。
芸能人の方のファンサービス精神で何度も自撮りされるケースももちろんありますし、人の心の中の事なのではっきり断定することはできません。
ですがそういう危険性をはらんでいる、ということを覚えておいて頂ければと思います。
たいていの方が自撮りをSNSに投稿している人を見ると「ナルシスト」だとか「自分に自信があるんでしょ」なんてちょこっと冷たい目で見ることが実は多いと思います。
はたから見ると「自意識過剰な行動」にみえがちですが、あなたの周りに自撮りをSNSに投稿するのがあまりに目に付く人がいる場合は冷たい言葉を言わずにできるだけ優しく話をしてあげてください。
その人の心に自信を少しでもつけてあげて欲しいのです。
自信がない若い人たち
現代の若い人は特に「将来的に希望がもてない」「自分に自信が持てない」という人が多く見られています。
文明が豊かになっていく半面、人と人が繋がる繋がり方が薄くなってきていることが原因の一つではないかと思います。
若いひとが自信を持ってくれないと日本の未来がさらに暗くなってしまいそうですね。
しっかりと若い人に自信を持ってもらえるように昔ながらの心温まるコミュニケーションが必要になってくるかもしれません。