SNS行動心理

「SNS投稿に義務感を感じる…」SNSをやめたい方へ

SNSやめたい

SNSに疲れてしまったけれど、なかなか辞める決心がつかないという人はいませんか?

やるもやらないも個人の自由だから、本来なら何も迷うことはないのですが、リアルでも付き合いのある「友達」の輪を乱してしまいそうで怖い、仲間外れになりそうな気がするなどの理由で辞められない人もいるのではないでしょうか。

それでも、「いいね」を押すために費やす時間を他のことに遣いたい、ログインすることさえ憂鬱になってしまったというような、疲労感を感じてまで続けなければいけないことなんでしょうか。

SNSは、本来、楽しむためにあるものなのに、それどころか、心に余裕がなくなってしまったり、苦痛に感じたりしたら、それはもうSNSの「辞め時」なのかもしれません。

ろくに記事を読まずに「いいね」を連打していませんか?

朝、まずSNSをチェックして、とりあえず「友達」の投稿すべてに「いいね」を押しまくり、義務を果たす・・。

いつもコメントをくれる人には返さないと失礼なので、コメントもチェック。その人の投稿にもコメントを残す。

その作業だけで疲れ切ってしまう。そんなことが、毎日繰り返されていないでしょうか。

たまたま「いいね」し忘れた人から「どうして“いいね”してくれないの」などと催促されようものなら、急いで「いいね」をしてお詫びのコメントを残したりもして・・。物凄く、疲れる作業ですよね。

それを楽しんでやっているのならいいのですが、そうじゃないとすれば、SNSの本来の目的である「コミュニケーション」の意味はあるのでしょうか。

SNSへ投稿するために、奔走していませんか?

お気に入りのカフェがあるのに、毎回同じカフェで撮った写真を載せるのも気が引けるので、違うカフェへわざわざ出向いたり、休日も家でのんびりしたい気持ちがあるのに「友達はいろんなところへ行っているみたいだから、自分だけ何もないのは惨め」と感じ、少し無理をして出掛けたりしていないでしょうか。

あまり自覚がない人が多いのですが、それはSNSに振り回されているということになります。

SNSにと言うより、その向こうにある「人の目」に振り回されていることになるかもしれません。

自分に問いかけてみる

答えを出すのは簡単です。「楽しいか、楽しくないか」だけなんです。

「楽しくない、辛い」と感じたら、無理をして自分自身に負担を掛けるのは、もう辞めましょう。

選択肢は二つです。

ひとつは、友達に「時間が取れなくなくなってしまったから、投稿とコメントはできないけど、時々記事は読ませてもらうね」と宣言してアカウントだけ残しておけば、リアルに仲間同士で会った時に、自分だけ話題に付いていけないということはなくなります。

もう一つは、スパッと退会してしまうことです。その際も「時間がなくてできなくなったけど、会った時に、色々話聞かせて」と断っておき、リアルで会ったときに疎外感を感じるようであれば、それぞれの携帯を借り、投稿を見せてもらえば、話を合わせられます。

SNSを辞めた理由を「疲れたから」と言ってしまうと「疲れさせるような記事を書いて悪かったね」と人によっては反感を買ってしまうこともあるので、あくまでも「辞めても支障がないと思えるから」というスタンスで話してみて下さいね。

いかがでしたか?

人付き合いって大事ですよね。大事だからこそ、自分だけ輪から抜け出すというのは難しいもので、勇気が要るものです。

SNSはコミュニケーションツールとしては非常に便利なものですが、友達が増えすぎた上、その友達がほぼ毎日記事を書き込むとしたら、一つ一つに反応することがとても負担になってきます。

時間と心に余裕がある人なら楽しめますが、日々忙しく過ごしていながらもその大切な時間を削ってまでやるべきことではないはずです。

SNSだけがコミュニケーションをとる方法ではありません。友達とは、リアルな付き合いを大切にして、バランスを取って行きましょう。