緊張・あがり症

【仲の良い友達でも緊張する…】人見知りやあがり症の克服方法とは?

緊張するランチ

「なんで友達なのに緊張しちゃうんだろう??」

あなたは友達とのランチなどでこんな想いに悩まされた経験はありませんか??

どんなに親しい友人でもなぜか緊張してしまい、手や足が震えたり、口(唇)が震えたりしちゃう。「私変なのかな??」なんて誰にも打ち明けないままにしているとますますその症状がひどくなったりしますよね。

せっかく友人に誘われても「いや、今はちょっと…」となにかと理由をつけて断ってしまい、「本当は行きたいんだけどな…」と思うこともしょっちゅう。でもやっぱり緊張している姿を見られたくないから、次に誘われたとしても憂鬱になってしまう。

そんな毎日の連続で日々疲れてしまっている方へ。

「なんで私だけ…」なんて深く考え込んでいませんか?あなただけではありません。実は意外にもこういった想いに悩んでいる人は多いんです。

そもそもなんで緊張するの??

緊張してしまう理由は一言で「○○だから」とは言い切れません。

緊張する原因は主に【思考習慣】や【過去の記憶】が関係していて、個人によって多少のばらつきがあります。

【思考習慣】

これは物事を悲観的・ネガティブに捉えてしまうことで、余計に不安や恐怖を招き、緊張しやすくなります。

「口や手が震えたらどうしよう」「うまくしゃべれなかったらどうしよう」など、すべてにおいてマイナスイメージを持ってしまうのが特徴です。

一度周りにいる緊張しなさそうな人を思い浮かべて欲しいのですが、そういった方ってすごく楽観的じゃありませんか?

別に失敗したっていいや!と振り切って考える事で少しは気が楽になるかと思います。

【過去の記憶】

要するにトラウマですね。過去に人前で恥を書いた経験を引きずってしまい、似た状況に追い込まれるとついついあがってしまいます。

実は私も極度のあがり症なんですが、そのキッカケとなったのが小学生の時のリコーダーのテストです。

クラス全員の前で一人一人リコーダーを吹く、というテストだったのですが、私はあまりに緊張してしまい唇や指が震え、顔が真っ赤になってしまいました。

ご存知の通り、リコーダーは指を酷使する楽器なわけですが、加えて緊張のせいで呼吸もしずらくなり、それはそれは苦い経験を致しました笑

人それぞれ似たような失敗があるかと思いますが、その時の恥ずかしい想いを引きずっている人はとても多いそうです。

原因はなんとなくわかったんだけど…結局治せるの??

結論から言うと治せる人もいるし、治らない人もいます。

よく専門家などが「緊張は治せます」と豪語しているのを拝見しますが、すばり100%ではないと思います。

その理由は私自身が未だに緊張しいだからです笑 先ほども述べた通り、小学生時代からの緊張の歴史があります。

そんな緊張を繰り返してしまう自分が嫌だったので、とにかく調べたり色々な方法を試しましたが、「完全に緊張しなくなった!」とはまったく言い切れません。

しかし、大人になった今、緊張の度合いははるかに減少しました。

それではどのようにして克服したのか?専門的な知識はお医者様にまかせるとして、私なりの克服法を紹介します(身近に感じてもらえれば幸いです)

緊張を克服するために具体的にやったこと

①もう緊張している事を話してしまう

20代前半、社会人になりたての時に過度のストレスや上司と接する緊張状態が続き、「もう対人恐怖症なんじゃないか…」と思うくらいのひどい時期がありました。

そんな時に久しぶりに大学時代の親友と飲んだのですが、案の定親友の前でも緊張していました。

あまりにおかしな私の態度に友人が「大丈夫?」と声をかけてくれたので、思わず「○○(親友の名前)みたいに仲いい子でもなんかいつでも緊張しちゃうんだよね…」と話してしまいました(※自然と口から出てしまいました)。

すると友人から予想外の言葉が返ってきました。

「あ、それすごいわかる!!なんか最近人としゃべると目の下がぴくぴくするんだよね。これも緊張してんのかな?」

今でも鮮明に覚えているのですが、友人のその一言で一気に気が楽になった感じがしました。(※ちなみに目がぴくぴくする症状もストレスや緊張からくる病気です。きになる方はコチラの記事も参考にしてみてください)

彼女はかなり社交的な女性で、人前でもハキハキとしゃべるような人なのですが、そんな子でも緊張するんだな〜と感じた瞬間に「自分だけじゃないんだ」という気持ちを強く感じました。

またとっさに自分がいつも緊張している事を伝えてしまったのですが、彼女は「そんなん気にならんし〜とりあえず飲むっしょ!」みたいな感じでかる〜く流されてしまいました。

私が幼少期からず〜と悩んでいた事を一言で片付けられてしまったわけですが笑、他人から見たらそんなもんなんです。

あなたも一度くらいは自分以外の人で緊張している人に会った事があると思います。その時どう感じましたか??

私はそういう人に出会うと「あ〜この人緊張してるんだな。自分とおんなじだからほっとするわ〜」って感じで、むしろ仲間意識が芽生えてしまいます。

つまり、緊張している姿を見せて、負い目を感じる必要はまったくないってことです。そう考えるとなんだか少しだけホッとしませんか??

 ②人前で話す機会を増やす

これには抵抗がある人も凄い多いと思うのですが、緊張を克服するのに一番効く方法だと個人的に思います。

もう過去の嫌な経験(リコーダー事件)を忘れるくらい、人前で話す事に慣れてしまえばいいんです。

「もう生涯緊張しっぱなしでいいよ、人前で話す機会も少ないし」なんていう方はそこまでがんばる必要もないです。

ただ私はとにかく「結婚する時のスピーチだけはきちんと話したい」という想いが昔からなぜかありました笑(※特に結婚の予定はないですが)。

私の場合はその来る時に向けて練習をしている、といった感じですね。

人前で話すと言っても、ちっちゃい規模で全然いいんです。例えば会社であれば、社長だったりお偉いさんが前でスピーチをするわけですが、いきなりそんなにがんばらなくてもいいんです。

仮にあなたが社会人やサークルや部活のメンバーだったとして、自分が所属しているメンバーが5人であれば、その人たちの前で話してみたりでいいんです。私なんかは当初それだけでも緊張していましたから。

何度も何度も話して行くうちに少しずつ慣れてくるんです。「緊張してるけどもうしょうがない、だって緊張するんだもん」という謎の気持ちで友人とのランチなども積極的に行くようにしました。

すると日によって緊張したり、あんまり緊張しない日が出てきたりします。まったく緊張しない人からしてみたら少しおかしいかもしれませんが「緊張せずに友人とご飯を食べれた」という時はすごく嬉しいですよ!

 いかがでしょうか??

これが私が経験した緊張の歴史と緊張の克服法です。

個人的な話が多くなってしまって大変恐縮ですが、「緊張に悩む人」が少しでも参考になれば幸いです。

緊張しない人にはわからない悩みが色々あるかと思いますが、緊張に苦しんでいる人は本当に多いのです。

そのことを意識すると少し気が楽になるかもしれませんね。最後まで読んでいただきありがとうございました!