昔の夢を見ることって、ありませんか?気に掛けていたわけでもないのに、いきなり元彼や元カノが現れたり、なぜか自分が学生に戻っていて、当時の友人に囲まれていたり・・。
夢に現れるまで、まったく思い出しもしなかったのに、どうしてなんだろうと不思議に思いますよね。
その理由は、実は、あなたの潜在意識の中にあるのです。
記憶の片隅に追いやられていた過去がよみがえる・・今回は、そんな奇妙な夢が持つ意味をお伝えします!
過去に付き合っていた相手と仲良く一緒にいる夢
この夢を見る意味は、現在のあなたの状況によって変わります。
現実の世界で、あなたがもし幸せで、ストレスもそれほどなく、平穏に暮らしているとしたら、その夢を見た理由は、単に「懐かしい」という感情がどこかにあったからです。
現実の自分に満足し、心に余裕ができたことで、無意識に過去を思い返すことができたということです。
逆に、現実の自分にあまり余裕がなく、ストレスを抱えている状態だとすると、あの頃は良かった、あの頃に戻れたら・・と現実逃避したい願望にかられているのです。
夢に現れたのが、過去に自分を振った相手だとしたら、当時の辛い思い出や未練が強烈に沁みついており、現実の辛さが過去の辛かった記憶を呼び起こしたのかもしれません。
ただ、夢に出てきた元彼や元カノとトラブルを起こす夢を見た場合は、現在付き合っている相手との絆が深まる時期かもしれません。
学生だった頃の夢
この夢は、あまり良くない意味を持っています。
小学校や中学校、高校で、友達と一緒に楽しく笑っている場合は、現実の自分に不満があり、楽しかった時期に戻れたら・・と願っているのです。
もし夢の中の自分が友達に蔑まれたり、いじめられたりしていて、その当時の自分も実際にいじめられた経験がある場合は、その時の強い憎しみや悲しみといった感情が、そのまま記憶の引き出しの奥底に仕舞われていたと考えられます。
夢が記憶の整理をするときに、その辛い記憶はまだ消去できないと判断してしまったのでしょう。それほどに、強い思いが残ってしまっているのです。
子供の頃の自分に会う夢
幼かった頃の自分自身に会う夢を見たら、そこにいるのは、実は、現在の自分自身そのものなのです。
夢の中に現れた小さな自分に優しくしていたら、現実の自分も優しくされたい、癒されたいと思っているのかもしれません。もし自分が泣いていたら、現実のあなたも泣きたい状況なのかもしれません。
逆に、自分を叱りつけていたり、叩いていたりしたら、現実の自分もうまくいかないことがあり、自分自身にイライラしている状態なのではないでしょうか。
この夢を見たら、今置かれている状況と自分の感情を照らし合わせてみて下さい。
亡くなった人と会う夢
もう亡くなってから随分月日が経つのに、亡くなった人が夢に現れる場合は、単に「懐かしい」という気持ちがどこかにあるからです。
また、その人にもっと何かしてあげるべきだったと後悔している場合もあります。
故人からの重要なメッセージがあるわけではありません。
ただ、亡くなった方が手招きをしている場合は・・ちょっと怖い意味があるようです。
病気や事故に遭わないよう、十分気をつけて下さい。
いかがでしたか?
どうして今頃こんな夢を見るのだろうという謎が少し解けたのではないでしょうか。
夢は、言わば、記憶を仕舞う引き出しの整理屋さんです。
不要だと思う記憶はどんどん消去してしまいますが、強烈な印象を残した記憶というのは、断捨離し切れず、引き出しの奥底に仕舞われてしまいます。
夢に時々現れるのは「これ、捨ててもいいですか」とあなたに問いかけているのかもしれませんね。
捨て切れない記憶があったとしても、できれば「いい思い出」の引き出しの中へ、そっと仕舞っておけるといいですね。