行動心理

目を合わせて話してくれない人の心理とは?

目を合わせる

話をしている相手から目を合わせてもらえないとき、あなたはどのような印象を受けますか?

ほとんどの場合、相手と話をするときは、相手が話をしている雰囲気や身振り手振りと合わせて話を理解するために、相手の方を向いて目を合わせて話をしていますよね。

しかし、話をしているときに目を合わせてくれない相手に会ったことが、誰でも一度はあるのではないでしょうか。

「目は口ほどにものを言う」という言葉があるように、目にはその人の感情や心理状態がよく表れるのです。その感情や心理状態を、話している相手に知られたくないと思うときなど、人は自然と目をそらすといわれています。

相手が目を合わせてくれないときには、どのような理由があるのでしょうか。今回は、そんな目を合わせてくれない人の心理についてお話します。

人と目を合わせる心理とその効果

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ほとんどの場合、会話をする際には相手の目を見て話をしますよね。では、相手と目を合わせることには、どんな心理や効果があるのでしょうか。

目を見て話すことは、その相手や、相手の話に興味があることの表れです。自分や自分の話に興味を持って耳を傾けてくれたら、誰だって嬉しいですよね。

目を見て話すことで、自分と話している内容に自信を持っていることを相手に伝えることもできます。ビジネスにおいては、自信を持って商談を進めていることが相手に伝えられれば、これは有利です。

また、よく目が合う人というのは、印象に残ります。ふとした時に目が合う人は、あなたを見守ってくれて、あなたを良く評価してくれている人なのかも知れません。

このように、目を合わせることには、自分に自信を持っているという心理や、前向きで好印象を与える効果があります。

しかし、あまりにも見つめられすぎて威圧感を感じたり、コミュニケーションが苦手な人にとっては苦痛を与えてしまうこともあります。

ずっと見つめ続けるよりは、ポイントをおさえて見つめた方がより効果的のようです。

また、実際は目を見るというより、眉間やおでこを見るようにすると、睨まれていると誤解されることがなく、やわらかい印象になるそうです。ぜひ試してみてください。

人と目を合わせないことで相手に与える印象

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では逆に、目を合わせないことでどんな効果があるのでしょうか。

目を合わせない様子は、伏し目がちでうつむいたようになり、何かを隠しているように見えて、隠しごとをしていたり、嘘をついているんじゃないかという印象を与えることがあります。

また、自分や自分の話に興味がまるでないかのように見えて、コミュニケーションをうまくとることが難しい印象も与えます。嫌われているのかもしれないと誤解を受けて、ギクシャクして話がうまくかみ合わなくなってしまうこともあります。

このように、目を合わせないことは、マイナスな印象を与える効果があります。

たとえばその人が嘘をついているときには、その嘘を見抜かれないように目をそらします。人は図星なことを言われてドキッとすると、瞳孔が反応してしまうことがあり、その反応で嘘をついていることがばれてしまうからです。

目を合わせないのは「好き」のサイン?

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また、相手に好意がある場合、その気持ちを隠すために目を合わせないようにしてしまうこともあります。

相手の目を見てしまうと緊張して汗をかいたり、赤面するなどして、気持ちがわかってしまいますよね。好きな人と目が合うと、とっさに目をそらしてしまったことはありませんか?それは無意識のうちに相手に気持ちが伝わることを避けているからなのです。

好意を知られると恥ずかしかったり、拒まれるのではという気持ちから、目をそらしてしまうのです。

最近ではその心理を利用して、好意を持っている相手と目が合ったら、意識的にそらすという「好き避け」という技もあるようです。

また、相手からの好意にこたえられないとき、わざと相手と目が合わないようにして自分の「NO」の意思を伝える「ごめん避け」という技もあるとか。

いかがでしたか?

目を合わせる

一般的に、目を合わせないという心理には、自分の気持ちや考えを知られたくない、という気持ちが隠されています。

相手に目を合わせてもらえないと、「自分は嫌われているのかな?」と思いがちですが、そうではなく、その相手は何か不満を抱えていたり、心配事があったりで悩んでいる場合もあります。

または、あなたの気を引きたいがために、わざとそらされているのかもしれませんね。