目覚めの1杯や、仕事の合間の1杯コーヒーを飲んで頭をスッキリとさせる人が多いと思います。1日2~3杯の程度のコーヒーは実際体にも良いと言われています。
又、頭痛持ちの人にもコーヒーのカフェインが効果的で症状が軽くなるといった人もいるほどコーヒーはある程度嗜むには健康にも良いと言われているのです。
しかし、カフェインに強い人もいれば弱い人もいます。
カフェインを摂取すると脳内の神経が過敏になってしまい興奮状態が続き、寝つきが悪くなる人、イライラしやすい人、気分が不安定になる人などもいるのです。コーヒーを飲む事で興奮状態になり、頭がさえて仕事がはかどる人もいれば、気分が悪くなり気が沈む人も中にはいるのです。
実際にうつ病になってしまった人にはカフェインの摂取を控えるように医者から言われるほど…。そこで、今回はコーヒーを飲んでうつ病になる?気が沈む人について検証してみたいと思います。
コーヒーを飲むと精神的に不安定になりやすい

コーヒーを飲むと、気分が落ち着かなくなったり、興奮状態によりイライラしてしまいがちになったり、気が沈んでしまう人がいます。その理由として考えられるのが、コーヒーの過剰摂取です。
1日2杯程度のコーヒーを飲んだからといって、精神的に不安定になる事は考えにくいです。精神不安定になってしまう人は、1日5杯以上のコーヒーを飲んでいる人が多いと言われています。
コーヒーを飲みすぎると神経が過敏になるので、ストレスに弱くなってしまうのです。神経過敏になりストレスに弱い精神状態になってしまうとうつ病になりやすくなるのです。
どんなに、体に良いと言われている物でも過剰摂取は逆効果になりますので注意が必要なのです。
うつ病にカフェインが良くない理由

うつ病の患者さんにカフェインが良くないと言われています。その理由として、うつ病で使用されている治療薬はセロトニンという脳内物質を補うことでアドレナリンの暴走(興奮状態)を抑える薬なのです。
その為、カフェインの含まれているコーヒーを飲むことで逆効果になってしまい、足りないセロトニンを補うどころか、コーヒーのカフェインによってアドレナリンが脳の興奮を促してしまうからなのです。
だからと言って、カフェインを一切取らなくなってしまうと、うつ病が完治してからカフェインを摂ることで一気にアドレナリンが暴走しだしてしまい、うつ病を再発する可能性も考えられるのです。
コーヒー(カフェイン)がうつ病になりやすい理由として考えられることは?

健康に必須とされている栄養素、ビタミンB1、ビタミンC、亜鉛をカフェインによって消費させてしまうのです。ビタミンB1は、脳に栄養を送り、脳が正常に働くようにサポートをする役割があります。ビタミンB1が不足すると、疲労感や倦怠感、食欲不振を招いてしまうのです。
又、イライラしやすくなったり、集中力が低下したりもします。ビタミンCは、体の中に貯めておくことが出来ません。その為、ビタミンCが不足することにより、疲労感、食欲不振、不眠症を招いてしまいます。
この様な症状はうつ病の症状に似ていますよね。
亜鉛は、体内の色々な所で働くミネラルになります。亜鉛の効果はたくさんありますが、その中でも脳内に亜鉛は多く存在しているもので、精神の安定をさせてくれる効果や、記憶にも影響が出てきます。
又、血糖値を下げてくれますので、糖の代謝に必要なインスリンを作ってくれるので必要不可欠な栄養素になります。
亜鉛が不足することで、気分が沈みやすくなるのもコーヒーとうつ病の繋がりに関係してくるのではないでしょうか。
コーヒーの効果

コーヒーは適量を飲むことで、体に良いものとされています。一般的に知られているコーヒーの効能は、眠気を抑えてくれたり、集中力を高めてくれるという事はよく知られていますよね。
他には、偏頭痛に効果的と言われていたり、コーヒーにはポリフェノールが多く含まれているので女性にはうれしい肌のシミやシワを防いでくれる効果もあるのです。
コーヒーを飲む事で良い効果も得られるのです。気分が沈みやすくなったり、倦怠感により何もヤル気が起きなくなってしまうという、うつ病のような症状が出てしまうのは、コーヒーの過剰摂取や、寝る前に飲んでしまい睡眠不足や安眠が出来なくなってしまうからではないのでしょうか。
いかがでした?
コーヒーを飲むとうつ病になりやすかったり、気が沈みやすいと言われていますが、決してコーヒー(カフェイン)だけが原因ではないという事がわかったと思います。
コーヒーを多量摂取しなければ、体に良いものであり、最近ではうつ病のリスクを下げてくれると言われているのです。飲み過ぎはコーヒーに限らず、他の飲み物でも体に良いものではありません。
コーヒーの飲む量や、飲む時間帯に気をつければ問題なく健康的に過ごせるのではないでしょうか。