うつ病・心の病

チョコレートがやめられない!【チョコレートホリック】という病気

チョコレートホリック

チョコレートが大好きで、「毎日食べないと頭がどうにかなりそう」「これがないと生きていけない」という方はいませんか?

うつ状態の時、疲れた時、無性に甘いものが食べたくなるのですが、甘いものの中で特にチョコレートばかりを好んで食べている人は要注意!チョコレート・ホリックの可能性があります。

チョコレート・ホリックとは?

食べた時に感じる至福感、あれがたまらないんです。しかし、すこし時間が経つとその至福感が失せ、再びチョコレートが食べたくなります。いつもチョコレートを食べていないと落ち着かない、これがないと気がどうにかないそう、そのことを《チョコレート依存》または《チョコレート・ホリック》といいます。

太りたくない!チョコレートをやめたい!それならば、なぜやめられないのか?その原因を探ってみたいと思います。

脳を狂わす成分

チョコレートホリック

驚くことに、チョコレートにはドラッグに似た成分が含まれています。この成分が私達に悪影響を与えているのです。

マリファナとよく似た構造の物質で、陶酔感をもたらすアナンダマイド
覚せい剤、MDMAなどのドラッグとよく似た化学式を持つフェネチルアミン
モルヒネと同様の鎮痛作用があるエンドルフィン
中枢神経興奮作用があるカフェイン
カフェインとよく似た物質のテオブロミン

チョコレートはダイエットの天敵

チョコレートホリック

チョコレートには大量の砂糖が使われていて、チョコレート200グラムに対し、砂糖が100グラムと半分の量!糖分の取りすぎは肌の老化を進め、しわやシミができやすくなります。そして肥満にもつながり、ダイエット中の女子の天敵です。

しかし、食欲の秋、食べ物がおいしくて堪らない時期。せっかく夏にダイエットしたのに、リバウンドしてしまう時期でもあります。

チョコレート・ホリックの悪循環

チョコレートホリック

至福感がすぐ薄れるのは、糖分の大量摂取後、血糖値が急上昇するが、その後急降下するからです。血糖値が下がった体は、血糖値を上げるため再び糖分を欲しがり、またすぐにチョコレートが食べたくなります。チョコレートの覚醒成分と血糖値の急低下によって悪循環になってしまうのです。

また、イライラや興奮、怒りといった感情が出てきます。その上、冷や汗や震え、不安、悲しみなどの感情が出始め、最後に眠気を誘発します。そういった症状を低血糖症と呼ばれています。

イライラを抑えるために、チョコレートを食べる。食べると幸福感を満たすホルモンであるセロトニンが分泌され、幸せな気分になります。しかし、その幸福感は長続きしません。

食べたくなる主な原因

マグネシウム不足

生理前にチョコレートが食べたくなる女性も多いんです。マグネシウムは魚介類やナッツにも多く含まれていますが、アマランサス・オートミール・コーンミールにも多く含まれています。そういった物を普段から食事に取り入れることをおすすめします。

精神的不安・ストレス

疲労、不安が精神的バランスを崩し、無性に甘いものが食べたくなることがあります。ストレスを溜めないよう他の方法で発散するようにしましょう。

慢性的なセロトニン不足・うつ症状

人は嬉しい時に脳内にセロトニンが分泌されるのですが、そのセロトニンが普段から分泌されない状態を指します。その場合も甘いものが欲しくなることがあります。糖分が不足しているのではないかと勘違いしますが、そうではなく、蛋白質が不足している可能性があります。蛋白質を補うようにしましょう。

治療法・改善方法

チョコレートホリック

ダークチョコレートを食べる

カカオのパーセンテージが高いものを選ぶようにします。ダイエット中は特にダークチョコレートを食べるのがよいですね。糖分の少ないものなら、血糖値に影響を与えません。カカオにはポリフェノールが含まれていて体に良いとされています。しかし、多量に食べるのは禁物です。

チョコレートの代わりになるものを見つける

できるだけ体に良い物を選ぶのがベストです。ナッツ類など糖分が少ないヘルシーな物を食べるようにしましょう。

外出する

ストレスは暴食・暴飲の原因になることは言われど知れていること。イライラしてチョコレートに走るのも同じことです。ストレス解消法の一つとして外出してみることです。ショッピングしたり、カラオケに行ったり、友達と大いに遊ぶことです。まずはストレスを溜めないことから始めましょう。

いかがでしたか?

いきなりチョコレートを止めることはできません。改善に時間はかかりますが、ゆっくりゆっくり自分のペースでやっていきましょう。無理にとは言いません。徐々に量を減らしていき、他の物で代用できるように習慣づけていきましょう。

また、精神的にうつ状態がひどいようであれば、改めて自分を見つめなおし、医師に相談しましょう。心の根本から治していくことが依存症を治す効果的な方法です。