「なんかいつも歯ぎしりしてるよね」
こんな風に、一緒に寝ていた友人や恋人に指摘された事はないですか?
睡眠中の歯ぎしりは自分では気付きにくいですが、友人や恋人に指摘されて気付いた、という方も多いかと思います。
そこで気になるのは「なぜ歯ぎしりをしてしまうのか?」ですが、その原因や心理状態などをご説明します。
また、「自分ではなく周りに歯ぎしりをする人がいて、原因や治し方などを知りたい!」という方もぜひ参考にしてみてください!
まずは歯ぎしりをする理由6項目をチェックしよう
歯ぎしりには身体的な要素と精神的な要素があると言われています。
まずは以下の項目に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
1.ストレスや不安に感じる事が多い
2.何かに怒りを感じている(無意識でも)
3.競争心やプライドが高い
4.幼いときからの習慣や癖
5.歯の噛み合わせが悪い・歯並びが悪い
6.薬などの副作用・病気による影響
いかがでしょうか?
1〜3は精神的な要素で、4〜6は身体的、あるいは習慣によるものです。
今回はそれらの中でも代表的な原因と対処法についてお伝えします。
①ストレスからくる歯ぎしり
あなたは現在ストレスを感じていませんか?
歯ぎしりの一番の原因と言われているのが、ストレスによるものです。
家庭環境や日常、会社や友人関係などあらゆる面においてストレスは病気を引き起こします。
歯ぎしりはそういった病気のサインとも言える兆候で、ストレス発散のはけ口として起こる行為とも言われています。
普段からあまり自分の事を人に話さずに、”思っている事を言わずにうちに秘めてしまうタイプ”に多いのが特徴です。
起床時にストレスを発散出来ない分、就寝中などの意識がない時に身体的にストレスを発散しているのです。
②病気や薬の副作用による歯ぎしり
病気といっても様々ですが、特に症状が多いのが「摂食障害・過食症」の症状に悩まされている人です。
夢の中で物を食べる夢をみて、歯ぎしりをするというよりも物を噛むような動作をする事もあるようです。
その他にも逆流性食道炎などが原因という説があります。
逆流性食道炎とは横になった時に胃液が食道に逆流して、胸やけやムカツキなどを起こす病気です。
その逆流してきた胃酸を胃に戻そうとして、歯ぎしりという行為をしてしまうというと言われています。
③何かに怒りを感じている・競争心が高い
これもほとんどストレスと同義かも知れませんが、何か心のうちに怒りを潜めている際に歯ぎしりをしやすくなります。
浮気された晩や友達と喧嘩をした時、うちに秘めた想いが睡眠中に表れてしまいます。
また、自尊心が強く、競争心が高いような人は大抵、「悔しがりや」や「負けず嫌い」な事が多いですが、そういった感情を強く持つ時などに歯ぎしりをしてしまうそうです。
それでは、歯ぎしりの予防法や対処法とは?
前にも述べた通り、歯ぎしりを引き起こす最大の原因はストレスです。
①〜③の原因を述べましたが、ざっくりとまとめてしまえば、ずべての心の問題=ストレスが原因なんです。
なので、一番の解決法は”現状抱えているストレスを起床時に発散すること”になります。
特に寝る直前にテレビを見たりスマホをいじっていたり、夜遅くまで起きているなどの行為は控えるようにしましょう。
「イライラして眠れない」という夜には歯ぎしりをしてしまう可能性が非常に高いので、お風呂に入ったり、マッサージをしたり、自分の好きな音楽を聴いたり、とにかく些細な事でも良いので少しでも気を休められるように心がけましょう。
「特にストレスとかは感じてないんだけどな〜」という人は、身体的な要因が主だと思われます。
そのように身体的な事が要因であれば直ちに歯科にいき、噛み合わせが悪い場合は矯正をしてもらったり、マウスピースをするなどして対処しましょう。
歯ぎしりをすることで歯や顎にダメージが積み重なり、歯が磨り減ったり、顎関節症が引き起こされる可能性もあります。
また長い間歯ぎしりをしているようだと、筋肉がつきエラを張ったような骨格になってしまう可能性もあるので、ので特に外見を気にするような方は早めの治療をおすすめします。