なかなか眠りにつくのが難しいという人は、日ごろから様々な方法を使って睡魔を呼び起こそうとしているかと思います。
今回はそんな方にお薦めの香りの話。
見逃されがちな方法では有りますが、人間にとって五感のひとつである嗅覚を上手に活用することができれば、快適な睡眠に近づくんです!
植物の香りで心身を整えるアロマセラピー
今回は香りの中でも天然の植物の香りを使っての睡眠にフォーカスを当てたいと思います。
植物から抽出した油である、「精油」を使って行う自然療法の事をアロマセラビーと言います。
アロマセラピーは心身のバランスを整える事を目的として行われます。
不眠の原因は交感神経の高まりな事が多い為、上手にこの高まりを鎮める事ができれば、健やかな眠りを得る事が出来るんですね。
天然の物なので、身体への負担も少ないこの方法、薬に頼るようになる前に試してみたいですね。
香りには効用がある?!
香りには実はそれぞれ、得意分野があります。
有機化合物の集まりである精油はそれぞれの物質の特性によって、効用が少しずつ異なります。
シチュエーションに合わせて適切な香りを選ぶことにより、望みの効果を得る事ができるので、香りを選ぶ時にそれぞれの効用についても少し意識を向けてみると、活用の幅が広がるでしょう。
眠りたい人はこれを是非!
さて、この記事を読んでいる人は眠りたい!という思いの方だとおもいますので、睡眠に効果のある香りを幾つか紹介していきたいと思います。
・ラベンダー:優しい甘さを持つハーブ系の香り
・ベルガモット:バランスのとれた柑橘系の香り
この二つの香りは不眠に効果的だとされるので特にお薦めです。まずはこれらの香りを試してみると良いかもしれません。
・オレンジ・スイート:甘みと温かさのある柑橘系の香り
・サンダルウッド:お寺を思わせるお香の香り
・クラリセージ:レモンティーのような香り
などもお薦めですね。サンダルウッドは昔から瞑想の時に使われてきた香りです。
クラリセージも心身の緊張をほぐす効果があるとされています。
手軽な活用方法としては芳香浴があります。市販のデフューザーも手軽に購入出来ますが、無い場合はオイルを1・2滴たらしたティッシュペーパーやハンカチを枕元に忍ばせてみてください。
「好き」な香りを選ぼう
効能はもちろん大切なのですが、それ以上に大事なのは心地よさ。
つまり「好き」な香りかどうかです。
どんなに睡眠に効果的と言っても、その香りが好きではなければ期待している効果を得る事ができません。
睡眠に効果がある香りは1つではありません。一番好きな香りを是非活用してみてくださいね。
使い方はいろいろ!
アロマセラピーで使う精油は嗅覚を用いて身体に作用する方法の他にも、塗布することで皮膚から体内に作用させる方法や、呼吸器や消化器を通じて粘膜から体内に作用させる方法もあります。
嗅ぐだけではなく、マッサージする際に使える他、湿布として使える物や手作りの化粧品として使える物も有ります。
興味があったら是非調べてみてください。
是非、香りと上手に付き合って、生活をより豊かにしていってくださいね。
(writer: MiDo)