誰でも一度は、友達や同僚の結婚式に呼ばれて参加したことがありますよね。
幸せそうな新郎新婦、嬉しそうなご両親、お祝いムードでいっぱいの結婚式。自分の結婚式を思い出したり、想像したり、幸せな二人からおすそ分けをもらえたような気分になるものです。
しかし最近、様々な理由から、人の結婚式に呼ばれたり参加することが面倒臭かったり、いやだと感じてる人が増えているそうです。
友達や同僚の晴れの日に、なぜそのようなネガティブな感情を抱いてしまうのでしょうか?
今回は、人の結婚式に出席するのを面倒臭いと思ったり、憂鬱だと感じる人が増えている理由や、その心理についてお伝えします。
そんなに相手と仲が良くない

結婚式に呼ばれて面倒臭いと感じるのには、その相手とあまり仲が良くないのでお祝いする気になれないという理由があります。
仲の良い友達であれば、新郎新婦のこともよく知っているでしょうし、普段から身近な存在に感じるため、お祝いしたい気持ちは自然と生まれるものです。
しかし、普段ほとんど連絡を取り合わず、「どうして私が呼ばれたんだろう」と思うような関係の人であれば、新郎新婦のこともよく知っていないし、お祝いしたいという気持ちもあまり生まれません。
そのような相手からの結婚式のために、自分の貴重な時間やお金を遣うのは面倒臭いという気持ちが生まれるようです。
面倒臭いという感情は、せっかくのお祝いの席にふさわしい心持とは言えませんよね。
お祝いの気持ちを伝えたいと思えない相手であれば、お祝いだけ送るという方法を考えるといいでしょう。
金欠でお金がない

お金がないという理由から、結婚式に出席するのが憂鬱な人がいます。
ご祝儀に交通費、プレゼントや着ていく洋服代・・・参加する方もかなかなの出費になってしまうもの。しかも結婚式を挙げる時期というのは、重なることが多いため、出費も重なってしまうこともあります。
一般的にご祝儀の相場は3万円と言われています。そのほかに、二次会に参加すると会費が5,000~10,000円、さらにドレスや交通費で2万円ほどかかる場合もあり、時期によりこれが3か月連続で続くなどということも珍しくありません。
そんな心配は昔から「ご祝儀貧乏」という言葉にも表れています。お祝いしたい気持ちはあっても、ご祝儀が追い付かない。二次会に参加する分も考えると、なかなか難しいという人も少なくありません。
しかし、お金がないから結婚式に出席できないというのも寂しいもの。結婚式には出席して二次会は辞退する、あるいは二次会にだけ参加するという方法もあります。
自分に無理のない形でお祝いの席に参加することで、気持ちは十分伝わるはずです。
自分に結婚願望がない

自分に結婚願望がない人は、人の結婚式を面倒臭いと感じることがあります。
結婚に対して幸せなイメージがないため、参加しても楽しさを感じられずただ面倒臭さを感じるだけになってしまうのです。
男性も女性も、最近では結婚願望がない人は増えています。仕事にもっと夢中になりたい、一人暮らしが長いため誰かと一緒に生活するのがおっくうだ、自分のライフスタイルを崩したくない、などの理由から、結婚はしなくてもこのまま独身でいいと考える人が増えているのです。
結婚に対していいイメージがない人は、結婚する人のことを「どうして結婚なんかするんだろう。信じられない」と感じるので、結婚式に呼ばれると面倒臭い、憂鬱だと感じるのです。
人の価値観はさまざま。結婚しなくてもいいという人もいれば、大好きな人と結婚することに幸せを感じる人もいるのです。
自分が結婚できていないので悔しい

自分が結婚できていないのに、先を越されてしまった!特に女性は、同じレベルだと思っていた同じ独身女性に先に結婚されると、悔しいという感情を持ちやすくなります。
表面上では「おめでとう!」と言えても、心から祝福できず、結婚式に呼ばれても悔しい気持ちから面倒臭いという感情の方が先に出てしまいます。
また、今まで気軽の食事や飲みに一緒に行っていた友達が家庭を持ってしまうと、一緒に出掛けてくれる相手がいなくなり、寂しいという気持ちもあるでしょう。
取り残された気持ちから、結婚を素直に喜んであげられず、結婚式に出席するのが憂鬱になってしまうのです。
そういう気持ちは、思い切って相手に伝えてみてもいいかも知れません。
「先を越されて悔しい!けど私だって負けないんだからね!おめでとう!」「今まで一緒にいたのに、寂しくなっちゃう!これからもたまには一緒に出掛けようね」
こんな風にポジティブな雰囲気で伝えてみてはどうでしょう?
いかがでしたか?
今回は最近急増している、人の結婚式を「面倒臭い」「憂鬱」だと感じる人の心理や理由についてお伝えしました。
お祝いすることについて、マナーやしきたりはたくさんあります。それを守ることも大切ですが、一番重要なのは「お祝いしたい気持ち」です。
あなたが、相手をお祝いしたい気持ちを表す方法は、結婚式に出席すること以外にもあるはず。心から相手をお祝いできる方法を見つけて、あなたなりのお祝い方法でお祝いしてあげるのが、お互いにとって一番良いのです。