心の病(精神病)の原因や初期症状をチェックしよう!

心の病の症状とは

最近では「心の病」を持つ人が増えており、「心の風邪」との表現でより身近になったように感じられます。

ある統計では日本の人口の8.8%、人数にすると約1000万人程の人々が過去1年にうつ病を経験していると言われています。

周りを見渡せば12人に1人がうつ病に罹患している事になります。数字だけ聞くととても多いように感じるかもしれませんが、これが現実なのです。

1,000万人との統計が出ていますが、そのうちの大多数の人々は初期症状に気付かずに医療機関に相談していないという人もたくさんいます。

「心の病」というと、まだまだ自分の事となると気付きにくい、医療機関の壁が高いといった要素があるのかもしれません。

今回は見落としやすい「うつ病の初期症状」を幾つかまとめてみましたので、「最近気分がすぐれないな…」という方はぜひともチェックしてみてください!

物忘れが増える

悩んでいる人

これは、著者も経験した症状ですが相当酷くなるまでおかしいとは感じないのが厄介なところです。

人によっては元々、忘れっぽい性格のために気付きにくいかもしれません。「ただ少し疲れているだけ」と思い何事もなかったのようにしてしまう人も多いです。また年齢層によっては「歳のせいだ」と思い込んでしまうかもしれません。

しかし、うつ病は疲労やストレスが蓄積し限界を超えて、脳のバランスが崩れてしまう状態です。うつ病になると、脳の神経伝達物質の不足すると考えられます。

シナプスが情報を伝え合うのに必要な物質が不足するため、脳の動きがゆっくりになってしまうのです。

そのため「忘れっぽい」「新しい事が覚えられない」「どうも頭が働かない」という症状が出てきます。結果、仕事でミスが増えたり、他の人との約束をすっぽかしてしまったり、主婦ならば考えがまとまらず料理が上手く出来ないなどという状況も起きてきます。

もし最近、自分や家族、職場の人などにそういう兆候が見られたなら、疲労を蓄積していないか?他に異変は無いか?注意が必要かもしれません。

忘れ物が多くなった場合は、自分が普段ストレスにさらされていないか、今一度確認してみてください。

食欲の変化

うつ病=食欲低下と言うのはよく知られているかもしれません。確かにうつ病には食欲の低下が多く見られます。

ただ、夏の時期などは、ただの夏バテだと思い込みがちですし、必ずしも食欲が低下するとは限らないのです。

食欲の低下でも、「何を食べても味がしない」「何を食べて良いか分からない」「食べなければいけないという気持ちで食べている」など、夏バテとは少し違う要素があります。

「箸が重い鉄のように感じ」食べる事自体が重労働に感じるかもしれません。うつ病になると意欲が低下しますので、食そのものに興味や関心が無くなってしまう状態と言えるかもしれません。

食欲不振とは逆に過食気味になる人もいます。

悩んでいる人

異常な食欲でケーキなど甘い物ばかりを食べたくなる場合があります。人は気分が落ち込んでいる時や疲れた時には甘い物を欲っし、イライラしていると塩辛いものを欲するという説もあります。

甘い物だけでなく、スナック菓子ばかり大量に食べてしまうという患者さんの話も聞いた事があります。

これは不安やイライラを紛らわせるための行為と言えるかもしれません。

健康な人でも、体調や季節によって食欲に変化はあるものですが、「今までと比較して」明らかに食欲や嗜好に変化が生じ、一定期間続くようなら要注意かもしれません。

肩、背中、腰のコリ

鬱病

肩こり、腰痛は誰でも経験する症状かもしれません。職業柄、慢性的に肩こりなどと付き合っておられる方も多いでしょう。

しかし、単なる肩こりだと思っていたら、実はうつ病が隠れているという事もあります。うつ状態になると、気分も姿勢も下向きがちになります。すると血行が悪くなり、全身の冷えやコリの原因になります。

自律神経のバランスも乱れがちになるので、肩、背中、腰のコリや痛みなどを代表に、様々な身体症状が現れます。

いつもの事と思いがちかもしれませんが、体が重く疲労感を強く感じるほど辛い状態が長く続くなら、病気のサインでは無いか疑ってみる必要があるかもしれません。

何をやるにも億劫でやる気が出ない

鬱病

誰でもやる気が出ない日、億劫な時があるものです。

「雨の日には会社に行きたくない」
「今日は何となく面倒だな・・・」

そんな日は皆、経験があるかもしれません。

でも「仕事に取り掛かる気になれない」「いつものように気軽に人に会えない」「決断できない」「何をしても面白いと感じない」などの状態が長く続いたり、今まで面白いと感じていた事が楽しめないならば要注意かもしれません。

これまでは面白かったテレビを見ても笑えない、テレビを見る事すら億劫で全く見なくなってしまうかもしれません。

これは周囲が見ても、表情が乏しくなったり、活動が低下するので「何か変だ」と気付くかもしれません。しかし、元来うつ病は性格的に真面目で頑張り過ぎる性格の人がなりやすいと言われていますので、このような症状があっても、本人は「怠けているだけだ」「頑張りが足りない」「気合いの問題」と思い込み、ますます自分を追い込んでいき病気に気付けない事が多い物です。

根性論で片付けて頑張り続け、どうしようもなくなる前に気付いて休む事も大切でしょう。

いかがでしたか?

うつ病の初期症状をいくつかまとめてみました。他にも初期症状や異変はたくさんあります。うつ病は他の病気と同じで、ある時突然に重い症状が出現する訳ではなく、初期段階で心身に様々な異変が生じます。

どれもよくある事と片付けずに、「いつもとの違い」に早めに気付き対処する事で重症化せずに済みます。

悩んでいる人

うつ病患者に共通する点として「病職が無い」とも言われます。本人は認めにくいという事です。初期症状のうちは「気の持ちよう」などと気持ちの問題と考え自分を責めたりしがちですが、精神論では病気は回復しません。

最近様子が変だと感じる人がいれば、周囲も協力して早めの対策を講じる事が「心の風邪」のうちに治しこじらせないために必要です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る