人と一緒にいるのが苦痛なのは精神病?鬱や心の病の可能性も

人と一緒にいるのが疲れる

人と一緒にいることを、苦痛に感じることはありませんか?

誰でも四六時中誰かと一緒に行動していたら、息が詰まって苦痛に感じることもあるでしょう。しかし、その苦痛が日常生活に支障が出るほどのものになってしまったら、それは精神病の兆候かもしれません。

今回は、人と一緒にいることがどうして苦痛になるのか、その原因と克服方法についてお話します。

現代に急増する、人と一緒にいることが苦痛な人たち

人と一緒にいるのが疲れる

人と一緒にいることが耐えられないという人が、最近ではとても増えています。一緒にいる相手がたとえ家族や恋人であっても、嫌いというわけではないのに、「長時間一緒に過ごすことが耐えられない」というのです。

かといって、ずっと一人でいるのも辛くなり、結婚はしたいけれど、誰かと一緒に生活することに耐えられるかどうかなど、悩みも多くあるようです。

人は一人きりで生きていくことはできません。それなりに人との付き合いは、必ずあるものです。つかず離れず、適度な距離を保って人と接すれば、人といることは苦痛にはなりません。そのためには、人との付き合いの「距離感」をはかって接することが重要ですが、しかしこれは、なかなか難しいことです。

人と一緒に過ごす時間と、一人で過ごす時間のバランスをうまく取ることができればいいのですが、このバランスが崩れると、人と一緒に過ごすことを苦痛に感じたり、一人でいることに過剰に寂しさを感じるようになってしまうのです。

人と一緒にいることに苦痛を感じたら

人と一緒にいるのが疲れる

多かれ少なかれ、誰でも時には、人と一緒にいることが苦痛に感じることはあるでしょう。しかしそれが病的な苦痛で、身体症状に表れてしまうことがあります。

そこまでの症状が現れたら、その苦痛は病気の可能性があります。人と一緒にいることに苦痛を感じる病気には、どのようなものが考えられるのでしょうか。

・うつ病

うつ病になると、人と一緒にいることがわずらわしくなって、外に出るのがおっくうになります。集中力もなくなって、ネガティブなことをずっと考えるようになります。さらに、眠れない、頭痛、食欲不振・過多、動悸のような身体症状が出ます。

・対人恐怖症

対人恐怖症の症状としては、人に会うのが怖くなり、一緒にいることができなくなります。大勢の人の前に出ることに恐怖を感じてしまい、ひどくなれば外出もできなくなります。

人前に出ると手が震え、赤面、発汗、動悸がして、明らかに様子が変わってしまうほどになるのです。対人恐怖症の原因となるのは、以前に人間関係で嫌な思いをしたことがあったり、人前で失敗して、それを責められたというトラウマです。

・社会不安障害

これは現代社会において増えてきている症状です。社会的な状況において恐怖を感じて、その恐怖を回避するために社会生活に支障が出てしまうようなことがあれば、社会不安障害の可能性があります。

他人の視線を気にしすぎることが原因で、たとえば自分の食事の仕方が悪くて相手に不快な思いをさせていないかが過剰に気になる、電話に出てうまく受け応えできないところを周りの人に聞かれて変に思われるのではないか、など、他人の反応を過剰に気にして、それを恐怖に感じてしまうために起こります。

その他、人前で話すこときに極度に緊張して、面接やデート、会食に行くのが苦痛になってしまうことや、お腹が鳴る音を人に聞かれて笑われてしまうのではないかと思い込んで会議や職場に行けなくなる、ということもあります。

社会不安障害に共通して表れる身体症状として、赤面、体の震え、息苦しさ、発汗、頭痛などがあります。そのような症状を人に見られるのが怖くて、人といることが苦痛になってしまうのです。

治療法について

人と一緒にいるのが疲れる

人と一緒にいることに不安や恐怖を感じる場合、主に抗不安薬や心理療法を用いて治療します。生活習慣を見直して、人目を気にしすぎないこと、リラックスを心がけることなど、日常生活に気をつけるだけで改善することもあります。

人と一緒にいることに苦痛を感じたり、人前で極度に緊張して恐怖を感じることは、ときに「あがり症」「人見知り」で片付けられてしまい、なかなか気にかけてもらえないことが多いようです。

しかし身体症状が出るほどのものであれば、周囲の理解も必要になります。最近ではメンタルヘルスのサポートをする規則がある企業も増えてきていますので、相談してみましょう。

いかがでしたか?

人と一緒にいるのが疲れる

どの症状も周りから見るより、本人はずっと辛いものです。辛いのを我慢して人と一緒に過ごしているとより悪化してしまいますので、周囲に協力を求め、早めに治療を始めることが大切です。

人と一緒にいられないことで、自分には協調性がないと劣等感を感じて自分を責めてしまうこともあるようですが、人にはそれぞれ、他人と付き合うペースというものがあります。

人と一緒にいることに苦痛を感じることは、誰にでもあることです。珍しいことではありません。自分のペースでの人付き合いすることが、長く良い人間関係を保っていくコツなのです。

今人間関係に悩んでいるあなたが、そのコツをつかんで、自分にとっても周りの人たちにとっても、より良い関係が築けますように願っています。

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