行動心理

犯罪を起こしてしまう人の心理や特徴とは?

犯罪を起こしてしまう人の心理や特徴とは?

犯罪を犯してしまう。悪いことだとわかっているのに犯罪を犯してしまう。そんなニュースを最近はよく見かけますよね。

今回は、そのことをテーマに、「なぜ人は犯罪に手を染めてしまうのか?」その手を染めてしまう瞬間の心理について考えていこうと思います。

共通点は「こころに何かの悩みを抱えている」

犯罪 心理

犯罪は悪いこと。それをわかっているから、ひとは罪を背負います。わかっていない人には教える必要があり、わかるようになるまで待たなくてはならず、罪に問えません。

また、犯罪を悪いことかどうかが判断できる年齢であるにも関わらず、わけもわからず犯罪に至った場合は、心神耗弱、または心神喪失とされ、刑が軽減され、もしくは免除され、医療を受けることになります。

それは心を壊しすぎてしまい、わけがわからなくなっていることが原因(悪)であり、その判断力を取り戻すことが解決法であるからです。ニュースをみていても、心神喪失という言葉は被告人側弁護士からよく聞かれる言葉だと思います。

問題は、どれだけこころを壊していて、善悪を判断する力がどれだけあったかなのです。すなわち、犯罪というのは、こころの衰弱から引き起こされることなのです。

どのような悩みを抱えていると犯罪に陥りやすいのか

犯罪 心理

子どもの頃のいじめがトラウマになる場合。子どもの頃に両親から愛されなかった経験。子どもの頃の悪い記憶が大人になっても影響して、投げやりになる人生を歩んでしまったひとが、投げやりに犯罪を犯す場合が多いようです。

「誰でもよいから殺したかった」という犯罪が増えていませんか。「死刑にしてほしい」という身勝手と言われる犯罪もあります。誰かに復讐するという犯罪よりも、誰でもよいから傷つけてうっぷんを晴らしたかったという犯罪が最近多いようにも思えます。それにしてもなぜそうも簡単に犯行に至るのでしょう。

時代は便利化、少子化、両親共働きという変化を遂げて…

犯罪者心理

ひとつは、子どもの遊びの変化が影響しています。子どもの遊びはテレビゲームやスマホが主体になっています。テレビゲームが現実になってしまい、それが悪いことだとあまり感じないということも当然あります。

子どもは友達と外で遊ぶことが昔よりは減っています。人間関係を学ぶ機会が失われているといっても過言ではないでしょう。その証拠を、同じ動画・映像という意味で、テレビ番組からの影響で考えてみます。また実際に、テレビ番組の影響も受けています。

子どもがテレビを見る夕方から夜の時間帯の暴力シーンの調査があります。アニメ、時代劇、ドラマなどから視聴率の高い番組で調査された結果、一か月の暴力シーンは113ほどあったといいます。また、暴力シーンに触れた子どもほど他人に暴力をふるう可能性が高くなっています。

なお、その悪影響なシーンは、なんと、将来の非行にもつながっているというデータがでています。非行や暴力を悪いとそれほど思えないという時代をテレビの番組が生み出しているのがわかります。

親世代にも問題がある?

犯罪者心理

また、昨今では親の”モンスター化”が問題となっています。「犯罪の被害に遭うから」と携帯電話を抑制する学校もあると聞きますが、スマートフォンを持たせたい親、インターネットができる電話を持ちたい子どもの圧力に学校が対抗できなくなっています。

ゲームセンターには子ども向けのゲームばかりがあるわけではありません。最近は子どもを意識したゲームが増えましたが、それでも対象年齢が高いアニメのゲームもある場所ですし、コインを増やすゲームが多い場所なのです。テレビの例のように悪影響を受けるケースがあるゲームでも、映画のように制限がかかっているわけではありません。

子ども用のコインゲームは儲けが少なく、楽しむことを目的に作られています。そうであっても、ギャンブルを楽しむ性格を身に着ける可能性は否定できませんし、儲けを考えずに遊ぶ子どもばかりではないのです。誰もが長く遊びたいので、コインを増やそうと努力するのです。結果、多かれ少なかれ、将来に悪影響を及ぼします。

しかも周囲には子どもが入場を禁止されているパチンコ店の機械が並んでいます。そこでコインを儲けている大人をどうしても子どもは目にするのです。大人がいない中、遊んでいる子どもも少なくなく、子どもに適切な教育がなされない状態で悪影響を受ける場所に放置されているのが実情です。
そして残念ながら、そのような場所でさらにコイン窃盗、最悪な場合は両替機狙いなどの犯罪も起きています。親がついていない子どもが目にしたらどう影響するでしょうか。

結論を言うと、これらの時代の変化により、何か犯罪を犯すに至る事象が生まれると、何が悪くて何が良いのかという判断力が鈍ってしまう子どもが生まれています。悪いと学校で教わっているけれど、そんなに悪いことであると思わずやってしまう、気楽に犯行に及んでしまう。

犯罪の場面を見る子どもの思考がおかしくなっています。犯罪にあこがれてやってしまう子どももいます。社会を揺るがす犯行が起こると似たような犯行が立て続けに起こるようになったのは、子どもの思考が変わってきているということの表れです。

時代に合った対処法はないのか

犯罪者心理

憎しみ、怒りなどの負の感情が今になっていきなり人間に生まれてきたわけではありません。喜怒哀楽の感情は人間であればだれでも持っています。その感情をコントロールする手段を今の子どもたちは失っている。その結果、犯罪の若年化が進んでいます。

殺すしかない、盗むしかない、暴行をふるうしかないという環境でなくても簡単に犯行に及んでしまう、その事象を防止する手立てを私たちは考えていかねば、刑務所も少年院も、先々社会から相手にされなくなる若者があふれてしまうことになります。

そしてその事象の若年化は、社会の治安を悪化させ、被害者を増やし、関係者の悲しみを増やし、仕事がないために結婚できず、お金がないため家もなく、生活保護を受けざるを得ない若者が増え、またお金を得る手段がないことで親族に頼りきりになり、年金を不正受給する若者が増え、国家予算も膨れ上がる。悩みを抱えて犯罪に至る子どもたちだけの問題ではありません。

美しい日本を保ちたいのであれば、若者の犯罪の増加を時代の移り変わりと片づけるわけにはいかないのです。

いかがでしたか?

どんなに環境が変わろうと、子どもたちが犯行に及ぶ原因は、こころの闇を孤独にかかえていることなのです。その闇を周囲のひとが共有できないでしょうか。話だけでも聞いてあげることはできないでしょうか。

犯罪に手を染めるまで追いつめられていない、周囲のひとができる、相手をよい方向に導く手段はあるのです。周りに辛い想いを抱えている方がいれば、ぜひ耳を傾けてあげてください。

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