ストレス・鬱・精神的な病気

幼少期のトラウマの影響とは?「安心感」が大切なワケとは?

幼少期のトラウマの影響とは?「安心感」が大切なワケとは?

あなたの周囲に、自分のことばかり話したがる人はいませんか?

大切なことを相談していたはずが、すぐにその人自身の話に置き換えられてしまい、逆に相手の話を延々と聞かされる羽目になってしまったことはないでしょうか?

とにかく自分の話をしたがる人、人の話をまともに聞けない人、常に自分に注目を集めたい人は、子供の頃、親から十分な愛情を得られなかった人かもしれません。

親に甘えたい、愛情を感じたい年頃に、満足を得られない日常を過ごしていると、大人になったときに、心に大きな影響を及ぼすことになってしまいます。

他者を愛することができないけれど、愛されることを異常に求める大人・・その心の闇を探っていきます。

安心感が得られない子供たち

例えば、親がいつも家にいない、またはいても、子供を放置して一日中スマホに熱中しているなど、自分の世話を焼いてくれるどころか、育児に無関心な親の元で育った子供は、自分の存在価値に疑問を持つようになり、自己評価が極端に低いまま大人になってしまいます。

子供が学校へ行く時間になっても起きない、朝ごはんの支度をしない、まともな食事は給食に頼り、休日も小遣いだけを与えて食事を作らないなど、食事に関して満足を得られない子供も同様に、精神状態が非常に不安定なまま、年を重ねていくことになります。

いつも帰る場所があり、そこは清潔に保たれており、当たり前のように食事が用意されている・・ただそれだけのことが、子供にとって最も大切な「安心感」という基礎を作ることになります。

そしてそれは、大人になるまでに頑丈な土台として定着し、少しのことでは揺るがない強い心を作り上げます。

虐待、放置、落ち着かない環境で育っている子供の特徴

ビリビリに破れた服や、汚れた服、または毎日同じ服を着ている、いつもボサボサの髪をしている、その事を指摘しても「平気」と答えるなど、虐待や放置されている子にはいくつか特徴があります。

いつも家の前か、付近でウロウロしていて、雨の日も外にいるという子は、家にいてもまったく落ち着けない状況にあるのかもしれません。

母親が癇癪持ちだったり、夫婦仲が悪く、喧嘩が絶えなかったりということも考えられます。

また、そのような環境で育った兄弟がいる場合は、その兄弟仲が非常に悪いケースが多く、原因としては、自分が生きるだけで精一杯で、他者に(例え兄弟であっても)愛情を注ぐ、かわいがる余裕がないということが考えられます。

また、大人に対してお世辞を遣ったり、誰かに取り入って食事やお菓子をもらったりする知恵もついてきて、周囲から疎ましがられることになってしまいます。

そして、虐待や育児放棄をしている親は決まって、そんな子供の”生きる術”に対し、子供がすべて悪いのだという言い方をして、叱りつけます。

叱られた子供はますます、自己評価を下げる結果となってしまいます。

何より大事なのは、「普通の生活」をさせること

朝昼晩、きちんと食事が用意され、それはコンビニ弁当でもなく、ファストフードでもない、「あなたのために手間を掛けて作った」という愛情表現ともなる手作りの食事であることが、とても大切なのです。

中には仕事と育児を両立させている、睡眠時間もなかなか取れない親もいることでしょう。

それなら、その時できる範囲で、子供に向かい合うことが重要です。

親も人間だから、時々はサボりたくもなるでしょうけれど、それでも”いつもあなたのことは気に掛けている”という気持ちさえ伝われば、子供は安心感を得られることになります。

学校で起こった出来事を聞いてあげることや、勉強を見てあげること、体調が悪ければもちろん病院へ連れて行き、暑い日にはクーラーを入れ、冷たいお茶を用意する、そんなごく当たり前のことが、何よりも大切なのです。

大人になってからの「構って」は、なかなか治らない

子供の頃得られなかった安心感や満足感を無意識に埋めようとして、躍起になって自分語りをする人や、人の気持ちを試すような行動をする人、他人に興味が持てない人は、周りがいくら指摘したところで、簡単に治るものではありません。

ただ、その人の「自分話」をひたすら聞き入ってくれる、心の広い異性と出会い、何年も掛けて信頼関係を築き、それまで埋められなかった心の隙間が「FULL」になったとき、もしかしたら完治するのかもしれません。

ただし、そのような心の広い相手に出会うという機会は、ごく稀であると思われます。

心に隙間風が吹くような「土台」を作らないためにも、ごく当たり前の安心感を、子供に与えてられるような大人でありたいものです。

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