「狭心症とはどんな病気?」初期症状・前兆や原因・予防方法とは

「狭心症とはどんな病気?」初期症状・前兆や原因・予防方法とは

「心臓のあたりがなんだか痛い」
「胸のあたりが締め付けられるような感じがする」

こういった症状でお悩みの方へ。

もしかすると“狭心症”という病気の可能性があります。

狭心症とは心臓血管の詰まりなどから起こる病気ですが、原因は日頃の生活習慣やストレスが原因だったりします。

“現代病”と称されるほど、現代に生きる私たちにとっては他人事ではない病気となっています。

「自分はもしかしたら狭心症の可能性があるかも…」と悩んでいるという方は、ぜひとも参考にしてみてください。

狭心症とは?

心臓が痛い

冒頭でも少しお伝えした通り、狭心症とは血流の悪化から起こる病気です。

心臓は”冠動脈(心臓に必要な栄養や酸素を運ぶ血管)”に囲まれており、その血管が一時的に詰まることにより心臓が虚血状態・低酸素状態となる可能性があります。

すると心臓の交感神経を刺激してしまい、それが心臓の痛みや胸周辺の違和感となって現れます。とはいえ一言で”狭心症”といっても、その痛みの種類や特徴、初期症状は異なります。

以下に当てはまる項目はないかチェックしてみてください。

※なお、症状がひどい場合にはすぐにしっかりとお医者さんに診てもらう事を強くおすすめします。

狭心症の痛み : 初期症状・前兆

狭心症は基本的には一時的な痛みであり、胸や心臓付近に違和感を感じても「ちょっと休んだら治った」という人が大半かと思います。

逆にそうではなく「痛みや違和感が続いているんだけど…」という方は、病院で診てもらいましょう。狭心症と類似している痛みや病気のひとつに心筋梗塞という病気があります。「違和感が20〜30分近く続いている」という人は、心筋梗塞である可能性も否めないので、さらに症状が悪化する前にお医者さんに診てもらってください。

狭心症の初期症状や前兆として、以下のような症状がある方は要注意です。

・時々胸や心臓が痛いが、すぐによくなる
・一瞬だけチクッとしたり違和感を感じる
・日に日に違和感や痛みが増している
・寒い日は特に痛む気がする
・呼吸が苦しいような気がする

などなど、上記のような症状はありませんか?

突然起こる痛みや違和感は「まあたいしたことないか」と放っておきがちですが、それが頻繁に起きたり、痛みの時間が長くなっているという場合には、狭心症の初期症状である可能性も否めません。

「呼吸が苦しくなる」という症状に関しては、狭心症以外にも精神的な面で自律神経失調症が起因したり、色々なケースがあるので一概にはいえませんが、狭心症のひとつのシグナルとして捉えられています。

たとえそれが狭心症ではなかったとしても、呼吸が苦しくなるということは体が悲鳴を挙げていると同義と捉えるようにしましょう。

「日頃ストレスを抱えているな」という自覚があれば、なおさら休息をとったり、リフレッシュしたり、ストレスを解放するようにして改善をしていく事をおすすめします。

狭心症の痛みの種類は?どんな痛み?

心臓が痛い

もう少し詳しく狭心症の症状についてみていきましょう。

狭心症を発症する人にも、人によって狭心症に対する痛みの感覚表現は異なります。

代表的な例が下記です。

・圧迫されるような感じ
・焼けるような感じ
・胸がつまるような感じ

上記のように表現されることがおおく、「一点が痛い!」というよりは、広範囲での痛みと言われています。

また胸周りだけではなく

・何となく体がだるい
・左肩や左腕(特に内側)が痛い
・首が痛い
・背中が痛い
・呼吸がしずらい

といった症状を訴える人も少なくありません。

実際に疾患がある部分は心臓付近の血管なのにもかかわらず、別の箇所に違和感や痛みを感じるので「狭心症とは関係ないのでは?」と思う方もいるかと思いますが、実は放散痛という痛みの一種である可能性があります。

放散痛とは読んで字のごとく、痛みを放射するという意味を指します。内臓系の痛みとが外部の痛みは一見すると関係ないように思えますが、放散痛とは関連する神経からくる痛みとされています。

つまり放散痛の痛みの元をたどると、本当の痛みの原因がわかるという事です。

上記のような症状は狭心症に限らずあらゆる病気の前兆とも言えるので、いずれにせよお医者さんに診てもらったり、日頃の生活習慣を改善する必要があります。

日頃ストレスを感じているという人は、症状が悪化する前に対策を打ちましょう。

狭心症の原因はなに?

狭心症とは

それではどうして狭心症のような症状が出てしまうのでしょうか。

狭心は多くの場合動脈硬化が原因であり、動脈硬化の原因は生活習慣病やストレスと言われています。

生活習慣病とは我々もよく耳にする単語かと思いますが、意外としっかり理解しているという人は少ないかもしれません。よく知られている生活習慣病は高血圧、肥満、糖尿病などでしょうか。

こういった症状が出ていると「生活習慣病かもしれない」という指標になりやすいのですが、目立たぬ症状のまま生活習慣病に陥っているという人も少なくありません。現代人のほとんどの人が生活習慣病予備軍ともいわれています。

つまり

「タバコやお酒を飲んでないし、太ってもいない。まだまだ若いから大丈夫だよ〜」

という人でも、安心する事ができないという事です。

もちろん若い方は血管が強固で、そういった生活習慣病にはなりずらいとされていますが油断は大敵です。ましては狭心症の症状が少しでも出ているようであれば、なおさら注意が必要です。

もちろん年齢を重ねることで血管がもろく、また固くなるため、リスクの一つにはなります。40〜50代の方もストレスや不規則な生活、たばこ、お酒、肥満などの要因を重ねることでリスクが上がっていくのです。

私が実際にCCU(循環器集中治療室)で働いている際、たくさんのお父さん、お母さん世代の方とお会いしましたが、つまり多くの現代人がリスク群ということになります。

急に心臓が痛くなったり、胸に違和感が出た時の対処方法

狭心症とは

この記事をみている人の中には現状「胸が痛い、息が苦しい」と感じている人もいるかもしれません。

狭心症は心臓に負荷がかかることで発症しやすいとされています。階段を使った後、運動をした後、入浴した後、お酒を飲んだ後などに発症しやすいのです。

そういった痛みや違和感を感じたら、まずは安静な状態になり深呼吸をして心を落ち着けてください。「動けないような痛みであれば救急車を呼ぶことはいうまでもありませんが、少しして症状が軽くなるようであっても病院に行ってきちんと診てもらうようにしましょう。

周りに総合病院、大学病院がなければ、クリニックでも良いと思います。クリニックでも心電図をとることや必要な処置は可能ですし、必要であれば総合病院への紹介も可能です。周りに循環器内科がある病院があれば、さらに詳しい検査をすることが可能です。

仮に病院に行ってなんともなかったとしても、「狭心症などの心配はないんだ」と安心することで、それも一種のストレス軽減効果があります。

よく「心配で心配でパソコンで調べすぎて病気になった」という事を聞いた事がありませんか?これは「もしかしたらこの病気かも…」と心配しすぎて調べに調べた結果、自分の体がその悪い症状に近づいてしまうという症状です。

ストレスが増えすぎると胃に穴が開くように、私たちの意思の力や心の力というのは、思っているよりも強力だという見解があります。

「病は気から」ということわざがあるように、病院で診てもらうという事は自分を安心させる、ストレス軽減方法でもあるという事です。そこで病気だと判断されても、早期発見に越した事はないので、やはり病院で診てもらう事は重要です。

狭心症の症状や対処方法は様々です

冒頭でもお伝えした通り、一言で狭心症といってもその症状や対策方法や人によって様々です。

「少しくらい胸が痛くてもすぐに収まるのであれば、病院に行く暇もないし正直めんどくさい」

なんて思っている人も、将来的にみても早めの受診をおすすめします。

狭心症は一時的に血管が詰まったことでの痛み、酸素不足であるため、症状が治まったことで安心し、痛みもなくなるケースが多く、また「健康診断でも心電図とったし一通り検査してるけど特に何もひっかからない」という人も多いかと思います。

ただ、それでも症状が続いたり、徐々に痛みや違和感が強くなるようであれば要注意です。

私が看護師として働いている時、多くの患者さんが、

「まさかこんなに大事になると思ってなかった。」
「言われてみれば症状はあったけど、忙しくて病院に行く時間がなかった」
「違和感はあったけど型や背中が痛かったり、筋肉痛かと思った」

などと仰っていました。

つまり皆さんそこまで自身の健康について、意識していないという人がとても多く感じました。

少しでも体に違和感を感じたら、一度受診してみてください。

その痛みや違和感の症状・原因がわかったりきちんとした対処法がわかることでその後の生活が変わってくると思います。

また気持ち的にも「お医者さんに診てもらった」という行為がポジティブに働くことがあります。

「狭心症の症状かも…」と悩んでいる人がいれば、ぜひ参考にしてみてください。

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